「マラウィ ミスク ゲイシャ」
この言葉を聞いてコーヒーの品名だとわかる方は実際少ないのではないでしょうか?
マラウィはアフリカの南東部に位置し、タンザニア、ザンビア、モザンビークによって囲まれた緑と湖の国です。コーヒーが伝わったのは1878年頃。マラウィの主要輸出品はタバコ、砂糖、お茶で、総輸出額の75%以上を占めています。コーヒーは2%程度に過ぎませんが、年々、コーヒーの輸出総額は増加しています。(ただし安定はしていないようですね)ミスクは地区名であり農協の名前です。
では「ゲイシャ」とは何か?
「日本の芸者と何か関係があるんですか?」とよく聞かれますが、実は全く関係ありません(笑)
『ゲイシャ』とは品種の事で、エチオピア起源の希少品種です。マラウィには 1950 年代に持ち込まれましたが、生産性がかなり低いため、いつしか一部の地域しか栽培をしなくなった稀少品です。「ゲイシャ」 という言葉の由来は、エチオピア南西部の小さな町 “GESHA”(ゲシャ)で発見された事に由来しているそうです。
当店では深煎りで販売していますが、
特長としては、甘味がとても強く、しっかりとしたボディとフローラルな香り。クリーンな舌触りで後味がすっきりしています。
前回もお話ししましたが、コーヒーには様々な名前がついていますが、単に国名だけで表記しているのではなく、品種であったり等級も書いてあります。こういう所に着目すると、また違うコーヒーの楽しみ方を発見できるかもしれませんね。
ちなみに、パナマの農園にお伺いしたときに見つけた看板がこちら!芸者の絵が描いてあります(笑)これは生産者さんの遊び心です。