女性の方でカフェイン摂取を、妊娠中や授乳中などの理由で気にする人も多いかと思います。
又、健康上の理由で１日のカフェインを制限している方もいらっしゃいます。
そもそもカフェインとは、
- 眠気覚ましなどの興奮作用
- 利尿効果
- 疲労回復効果
- 自律神経の働きを高める
- 集中力を高め、作業能力を向上
- 運動能力を向上
などの効果があります。
何故、カフェインを気にする人と気にしない人がいるのか。
単純な話ですが、カフェインに強いか弱いかの違いです。アルコールと同様、肝臓でカフェインが分解されず、カフェインが全身に回ると、その分、長時間、血液中にカフェインが残る事になり、弱い人はカフェインの効果が継続しやすいのです。
成人の方で１日３～５杯のコーヒーを摂取しても問題がないと考えられています。
カフェインを気になさる妊婦さん１日２～３杯、子どもさんは大人の４分の１が目安。
カフェインの効果で夜にコーヒーを飲んでしまうと眠れなくなる方には、カフェインレスコーヒーをお勧めします。
ところで、
「カフェインレス」と「ノンカフェイン」は別もの。
だと知らない方も多いのではないでしょうか？
「カフェインレス」は、カフェイン含有量が少ないものを言い、日本では９０％以上取り除いたものを言います。
「ノンカフェイン」は原料に全くカフェインが含まれていない飲み物を指します。
※「デカフェ」はもともとカフェインが含まれていたものから、カフェインを取り除いた飲み物全般の事。
では、
カフェインレスコーヒーはどのように作られるのか。
①薬を使う
カフェインを溶かす薬品（有機溶媒）を使用する。安上りな方法ではあるが、カフェイン以外の成分も一緒になくなってしまう為、味が悪い。又、人体に影響がある薬品を使うため、日本では禁止されています。
②水抽出法
一般的な製法。コーヒーの生豆を水に浸し、溶けだしたカフェインを特殊フィルターなどで除去する方法。但し、香りや味成分も抜けがちに。
③二酸化炭素抽出法
コーヒーの生豆を高圧の二酸化炭素で抽出してカフェインを除去。カフェインだけを取り除けるので、香りや味の成分を逃しにくい方法。
ちなみに、
当店が扱っているカフェインレスコーヒー、
「メキシコ エル・トリウンフォ」はどのような方法かというと…。
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マウンテンウォーター・デカフェ製法
化学的な溶媒を一切使用しておらず、安全にカフェイン除去を行うシステム。
- 他のコーヒーと接触させないように保存。
- デカフェ製造タンクを含めて設備はエアー洗浄、蒸気洗浄を行う。
- 第一タンクへ送り、温度と圧力の管理の下で蒸気ジェットを吹き付ける。
- カフェイン抽出促進のため、暖かい水の中で給水。
- 飽和水溶液に移し、カフェインを除去。
この方法により、コーヒー本来の味を損なわず、お客様にご提供できるのです。
味の特長は、まったりとしたキャラメルのような甘さを基調にマイルドでバランスがとても良い印象です。
今回のブログはお客様からよく聞かれるご質問をお答えさせて頂きました。