4か月ぶりに「マラウィ」を入荷できましたので
先月は限定珈琲を入荷していませんでしたが、GWに突入という事で、
Burundi Kibingo Coffee Washing Station
ブルンジ キビンゴ・ウォッシングステーション
入荷致しました。
3500人のファーマーとともに
キビンゴ・コーヒーウォッシングステーションは、1986年にカヤンザ県カヤンザ地区に設立されました。この地は、ナイル川の水源地としても知られ、標高1893mの位置にウェットミルが建てられています。
ウォッシングステーションは、川を渡る為の大きな丸太の橋がある事で知られています。その川の周囲には河川の浸食を防ぐために葦(アシ)が植えられていますが、このアシを意味する現地語(KIBINGO)からステーションの名前が名付けられました。
キビンゴ・ウォッシングステーションでは、周辺の18集落に暮らす約3500名のファーマーが生産したコーヒーが集まっています。COEでも毎年の受賞、2017年には1位を獲得するなど、高い標高の恩恵を受けた素晴らしい風味と安定した品質が世界中で注目を受けています。
GREENCOの取り組み
キビンゴがコーヒーの品質向上に真摯に取り組み、評価を得てきた躍進の陰には、運営母体となる現地のエクスポーターであるGREENCOの存在があります。
GREENCOは、2015年に設立したスペシャルティコーヒーに特化したコーヒーエクスポーターで、現在Kayanzaに8つ、Ngoziに5つ計13のウォッシングステーションを所有し、ブルンジのスペシャルティコーヒーを牽引する代表格になっています。
スイス資本の彼らにとって、ブルンジのコーヒーはもっとも複雑かつエキゾチックなコーヒーで、ブルンジのコーヒーがより高品質に、そして世界中に広がるようにエクスポーターを設立したそうです。
また、世界の中でも最貧国とも言われるブルンジにおいて、コーヒーを通じて未来を繋げていきたいと言うのが彼らの願いです。農家は、毎年生産するコーヒーに依存せざるを得ず、彼らの生計をサポートできるように、より高品質なコーヒーの生産を手助けしています。
ファーマーと二人三脚の取り組み
具体的に彼らが高品質なコーヒーを実現してきた要因に、適切なチェリーの評価体制があげられます。
農家が手収穫して自転車で持ち込まれたチェリーは、まず水の入った樽に入れ、フローターの確認・除去がされます。その後、チェリーを選別テーブルで再度手選別、フローター以外の未熟チェリーを除去します。この2つのチェックを受けた後に最終的な計量が行われ、ウォッシングステーションの担当者の品質チェックの上で売買できる仕組みとしています。
こうした厳格な品質管理体制により、高品質なコーヒーに対するプレミアムやファーマー自身の品質に対する意識を高めたことが、彼らのマネジメントするウォッシングステーションが軒並みCOEコンペディションなどの評価に繋がっています。
特長
非常にジューシーな甘さと明るい酸の質感を楽しんで頂けるかと思います。フレーバーもミカンやマスカット、ライチなど複雑な風味。
- 国
- ブルンジ
- 標高
- 1893m
- エリア
- カヤンザ県カヤンザ
- 品種
- ブルボン
- 農園名
- キビンゴ・ウォッシングステーション
- 生産処理
- フリーウォッシュド
- 生産者
- 3500名18集落の生産農家(運営GREENCO)