「今日も勉強をしていってもいいでしょうか?」
そのお客様はお店に入ってくると、第一声が必ずこれである。私も
「勿論です!」
と必ず答える。
彼はいつもカウンターではなく、お店の真ん中にある大きなテーブルを独り占めし、ノートやパソコンを広げて勉強をする。私はお客様が勉強を始める前に「今日のおススメのコーヒー」の話をし、彼はそのコーヒーを注文してくれる。これがいつもの一連の流れである。
そして彼はいつも私が淹れたコーヒーは「美味しい」と褒めて下さり、その後は一言も発することなく、黙々と勉強をするのだ。私も邪魔をしてはいけないと声をかける事は一切しない。
お客様同士の賑やかな会話や、カウンターでもお客様とのやり取りも好きだが、彼との二人っきりの沈黙の時間も私はとても好きである。
【期間限定コーヒー】 「ルワンダ・ニャルシザ・バフ」
ルワンダのコーヒーは、植民地時代に外貨獲得の政策として、各農家に義務付けられた事が始まりです。
ルワンダでは現在も大規模農園はなく、各農家で栽培をしています。以前は国際市場では通用しないレベルではありましたが、2008年にはアフリカで初めて「カップオブエクセレンス」の開催国となる程、向上しています。
ルワンダコーヒーの特長は、
フローラルな香りがあり、優しく口の中を包み込む余韻が印象的です。質の高い酸味をベースにしながら甘味と程よいコクを持ち合わせています。
100g価格-670円、店内1杯価格-570円にて販売中です。