今回は「ボリビア」をご紹介します。
ボリビアと聞いてどこにあるの?と思う方は多いかと思います。ボリビアは南米の中央に位置し、ブラジル、アルゼンチン、パラグアイ、チリ、ペルーに囲まれた内陸国です。
ボリビアでのコーヒー農家は年々減少しており、今でもごくわずか。ほとんどが小規模なコーヒー農家が大半を占めている状況です。現在、深刻な問題となっています。
しかし、生産量こそ少ないですが、ボリビアコーヒーは「知る人ぞ知る」希少価値の高い良質豆として注目されています。
・歴史
ボリビアのコーヒーは1880年代頃からスペイン植民地時代の入植者よって開始しました。栽培されるコーヒーの品種はティピカなど古くからある在来種が今でも多く栽培されています。
2000年代にはカップ・オブ・エクセレンス(COE国際的コーヒー品評会)がボリビアで開催され、スペシャリティコ―ヒーとしてボリビアコーヒーが高く評価されました。
・収穫
7月から11月に収穫。
・品種
ティピカ種、又はカトゥーラ種。
・栽培
標高1500m超えの山が多く、寒暖差が激しい中で農園主が大事に栽培。
・精製方法
ウォッシュド。
・等級
ボリビアでは特に定めていません。
・特長
厳しい環境の中、育ったコーヒーチェリーは
実がひきしまり、チョコレートのように甘く香り豊かな風味と奥行きのある酸味が特長のコーヒーになります。
当店でも数量限定にて
「ボリビア レアンドラ・アングロ」
を取り扱っております。
ボリビアの特徴的な土壌環境
カフェ・ジュスタは、ボリビア西部の山岳地帯でスペシャルティコーヒーの産地として有名なカラナビに位置しています。年間1800mmの降水があるマイクロクライメットのもとここでは粘土質の土壌にコーヒーが植えられ、シェイドツリーにインガの木などを使用し生産のマネージメント等を行っています。
スペシャルティコーヒーの生産を志して
元々は、地元の農協やコヨーテによって買い集められ、集積されたロットとして輸出されていましたが、スペシャルティコーヒーの生産環境が整う中で、本来の豊かなマイクロクライメットからもたらされる彼らの農園としての風味特性を伝えるがために、レアンドラ女史は、彼女の夫とともに独立してコーヒーの生産を行うようになりました。自分たちの作り出したコーヒーの風味特性に責任を持ち、完熟チェリーのみを摘み取った後は、清涼な天然水でおおよそ16時間ほど発酵された、天日乾燥を行っています。