おうちで飲むコーヒータイムはとてもリラックスできるものです。
今回はアレンジコーヒーの定番でもある「カフェオレ」の作り方をご紹介します。
その前に・・・
よくお客様からご質問される「カフェオレ」と「カフェラテ」の違いとは?
まず、ベースになるコーヒーが違います。
・カフェオレの場合…深めに焙煎した豆で抽出したドリップコーヒーを使用します。
・カフェラテの場合…エスプレッソマシーンを使い、バリスタが抽出したエスプレッソを使用します。アラビカ種100%のブレンドを好んで使うようです。
次に、使用するミルクも違います。
・カフェオレの場合…鍋などで沸かしたミルクを使用します。ミルクの表面に膜ができる事があります。
・カフェラテの場合…スチームワンドで加熱したミルクを使用します。スチームドミルク90%、フォームドミルク10%。
コーヒーとミルクの割り合いの違いもあります。
・カフェオレの場合…コーヒー5:ミルク5
・カフェラテの場合…コーヒー2:スチームドミルク7:フォームド1
美味しいカフェオレの作り方
1.使用する珈琲豆は深煎りで!
当店では深煎りの「イタリアンブレンド」を使用しています。ケニア、インディア、ブラジルの3種をブレンド。ブラジルをブレンドする事によって、ミルクと混ぜた時に、コーヒーの主張がハッキリします。使用する豆によってカフェオレの味も変化します。
2.生乳100%の牛乳を使用
成分調整牛乳、無脂肪牛乳はNG。コーヒーとの相性が良くありません。※牛乳の代わりに豆乳を使用するのはOKです。
3.作り方
①豆を用意する
コーヒー豆20g使用します。豆の挽き加減は細挽き。細かく挽いた方が苦味が強くなります。
②お湯を用意する
抽出するお湯の温度は85~90度。高い温度で抽出した方が苦味に安定さがでます。
③1回目の注湯を開始する
細く、ゆっくり丁寧に注ぎ、コーヒー全体に染み渡ったところで止めます。目安としてサーバーに数滴落ちる程度。その際、お湯は均一の太さを心がけてください。(約2~3mm)
④2回目以降の注湯&抽出量
30秒蒸らした後に2回目の注湯をします。中心部から「の」の字を描くように注いでください。この時、ペーパーのフチまで注がないように気を付けてください。カフェオレに使用するコーヒー量は約150㏄になります。適量になるまで、注湯を止めずに行ってください。(約1分30秒で注湯完了)
⑤ミルクを温める
ミルクを鍋などで温めます。約100~150㏄のミルクを使用します。
⓺完成
お気に入りのカップに両方注いで完成です。この時、5:5の割合で注ぎましょう。
最後に
カフェオレの味わいにもお好みがありますので、自分が美味しいと思うカフェオレを淹れる事ができると嬉しいものです。私も昔、両親が淹れたカフェオレの味が未だに忘れられず、今もその味を出そうとするのですが、なかなか難しいものです。